2012..12.23&12.29
2012年の初登りは【摩耶山/青谷東第1尾根】だった
下山は【青谷東第3尾根】に挑戦したが途中で道がわからなくなって引き返し、消化不良になっていた
これは消化しておかねば・・・と、今度は登ってみることに!
登りだから楽勝だろうと思っていたのだが・・・
赤:青谷東第1尾根
緑: 同 第3尾根
桃: ? (ミスしたルート。通行不可!)
【神戸高校】を通過すれば、すぐに【上野道】の山道に入る
この分岐を左に折れてしばらく行けば、『目印=赤白テープ』があるはずだった。。。
しばらく行くと、、、谷が分かれている "正面の尾根が第3尾根にちがいない!"
(そもそも、この思い込みがいけなかった。登り口は(この写真を撮った場所の)左後ろにあったのに
谷が分岐していることに気を取られて全く気づかなかったのだ)
登り口は左右どっちの谷の斜面にあるだろうか?
左俣は、すぐに堰堤があってこれを巻く道が見当たらない
右俣に進むと、赤テープが2つあったが、そこで踏み跡がなくなってしまった
しばらくあたりを見回していると・・・
年配の3人組が現れ、右俣の右斜面にテープを見つけて登りだした
“そっちは第3尾根と違うやろ”と思いながら静観していると、
「アカン!道ないわ」と言って降りてきて、そのまま来た道を戻っていった
《疑問 その1》 彼らはどこに行こうとしてたのか?なぜここに迷い込んできたのか?
さて、こちらは、『人の心配より自分の心配しろ』状態 どうしようか? もう踏み跡はない。でも尾根は見えている。
”尾根まで行けばなんとかなるだろう”
・・・と登ることにした
が、、、これがたいへんだった
花崗岩のザレた斜面は踏ん張りが効かない。
その上には落葉のじゅうたん
じゃまになる低木はあまりないが、
木と木の間が離れていて手掛かりがない
そこで、、、
木の根元に足を置き、
→ 一歩踏み出して、
→ ストックのT字部分を上部の木に引っ掛け、
→ 這い上がり、
→ もう一方の手で上部の木をつかみ、
→ 体を引き上げ、
→ つかんでる木の根元まで足を持ってくる
・・・・・・の繰り返しで尾根まで登った。
ほとんどクライミングと同じムーブである(笑)
そしたらやっと踏み跡らしいものがでてきた あとは、尾根に沿って登るだけ!
ついに水平道に出た!
・・・と思ったら【上野道】だった。
(これは、大晦日に”爽ちゃん”がくつろいでいた
倒木です)
ルーファイ大失敗でした
かといって、やり直す気持ちにはなれず、そのまま摩耶山頂の【掬星台】まで登って昼食にした
(この後、”はるさん”が【掬星台】にお泊まりにきてたらしい・・・ニアミスでしたね!)
今日はこれからどうしようか?このまま帰ってはストレスである
【青谷東第3尾根】の登り口を確認しないと気がすまない
午後1時50分に下山開始
再び朝に迷った谷の分岐付近に戻ってウロウロ、キョロキョロ
《疑問 その2》 登り口の目印=赤白テープはどこだぁ~?
そしてやっとそれらしいところを見つけて、その日は退却した
・・・・・・ 時は変わって、翌週
今回は(ボラがないので)”ぶうママ”もいっしょに行くという
さて、ここで不安系の疑問が。。。
"連れさん"のブログ情報によれば、【青谷東第3尾根】の取付きは、「ドロドロ、ズルズル、落葉いっぱい、手掛かり一切なし」
とのことだ。しかも前夜は雨だったのだ
《疑問 その3》 "ぶうママ"はこの核心部を登れるだろうか?
・・・ということで、不安と疑問をかかえながら、楽しいリベンジが始まった
先週と同じ道を歩いて【神戸高校】 → 【上野道】 → 【分岐】
この分岐に”地図を書いた看板”がある
1.『通行止め!』 とあるところには【上野道】よりきれいな道がある
2.【楽生公園】 → 【あじさい公園】 → 【マヤ山上】へ行ける道が描かれているが、
道は【あじさい公園】で終わっている
《疑問 その1》彼らはどこに行こうとしてたのか?なぜここに迷い込んできたのか?
の答えは、→ 年配3人衆はこの”地図”にしたがって歩んできたに違いない
引き返して正解である
明らかに道はなくなってしまっているのだから・・・
今日もこの【分岐】を左に折れ、
【楽生公園】を経て、
【あじさい公園】手前のここ(↓)が登り口!!!
先週はなぜここを通り過ぎたのだろう?
2012年1月(左)と
12月(右)を比べて見てみましょう
(↑)"連れさん"ブログより
《疑問 その2》登り口の目印=赤白テープはどこだぁ~?
の答えは、”テープはどこにもない”が正解でした
木に巻かれていた赤白赤のテープはこの1年ではがされていたのだ
ここからいきなり核心部、私が先頭で登る。
“連れさん”情報通り、ズリズリと両足がすべり、手掛かりもない。
スメアリングの要領でなんとか平なところまで登り、振り返ると・・・アレ?”ぶうママ”がいない??
《疑問 その3》 "ぶうママ"はこの核心部を登れるだろうか?
の答えは、”あまりにズルズルなので、エスケープして「ヤブこぎ」した”が、正解!(笑)
せっかくピッケルを用意したのに使いこなせなかったようだ。。。
この短い区間を突破すると、”踏み跡”が現れ、
そして関電道らしき水平道にたどり着く
これを左に取れば、1月に迷った広場に合流した
ここからロープ場を登り
急坂をピッケルの練習しながら・・・(笑)
【上野道】に合流
ここまでくれば慣れた道だが、
合流地点からすぐのところに【青谷道】へのトラバース道らしきものをみつけると、
ぶうママは「行ってみよう」と・・・足はすでにそちらに向かっている
少し遠回りだと思いますが、しっかり整備されていました
危険な場所には倒木を使った手作りの手スリがあります
やっと、【掬星台】に到着
帰路は、天狗道 → 稲妻坂 → 市ケ原 → 布引の滝 のルートで下山し、
北野で、"ぶうママ"が今日のメインイベントとしていた【デリー】での反省会で締めくくりました
近くだからといって、標識や看板地図やテープを頼りに登山したらダメですね!
たいへんなめにあいました。それでも楽しかったけど・・・(笑)
『地図はどんな時でも携行しないといけない』と思い知った山行でした